「
天皇賞(秋)・G1」(11月1日、東京)
キセキが28日、栗東坂路で弾んだ。
ファルコニア(3歳2勝クラス)と併せ馬。仕掛けられると力強く抜け出して1馬身先着し、4F53秒0-38秒0-12秒4をマークした。角居師は「折り合いの課題を残しているので、我慢をさせてから最後を動かしました。仕上がっていますよ」と手応えをつかんでいた。
前走の
京都大賞典はスタートで遅れたが、最後は伸びて2着。指揮官は「
菊花賞を勝った時のようなためる競馬がイメージできるようになった」と振り返った。
17年
菊花賞以来、丸3年も勝ち星がないが、今回は天皇賞歴代最多14勝(春8勝、秋6勝)を誇る
武豊との再タッグ。名手も「
宝塚記念(2着)ではさすがG1ホースと感じました。手綱を取った(1週前追いの)動きも良かったので」と楽しみにする。信頼の置けるパートナーを背に“奇跡”の復活劇を狙う。
提供:デイリースポーツ