7日に行われる
ファンタジーS(2歳・牝・GIII)の舞台となる阪神芝1400m。このコースについて解説していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い阪神芝1400mにて施行される点に注意。
阪神コースは2005年から2006年にかけて改修工事が行われ、新装オープンは2006年末の開催。このコース改修に伴い、阪神芝コースは外回りが新たに設けられ、外回りの一周距離は2089mと、右回りで最も大きな競馬場へと生まれ変わった。外回りコースの直線距離は473.6mで、ゴール前には高低差1.9mの急坂が待ち構えている。
ただし、芝1400mは内回りを使用。外回りコースとは全く性格が異なっている点は、大前提として頭に入れておこう。
芝1400mは向正面のポケットからスタート。初角となる3コーナーまでは450mほどで、ほぼ平坦になっている。3〜4コーナーで下るレイアウトでもあり、比較的、前半のペースは速くなりやすい。残り200m地点から急坂を上ってゴール。
ファンタジーSは5回阪神の初日の開催。5回阪神は全9日間ともAコースを使用する。7月19日まで行われた4回阪神はBコース使用だった。夏を越えて最初の開催、しかも前開催で使用していない内側が開放される形となる。
JRAホームページの馬場情報にも「野芝・洋芝とも生育は順調で、全体的に良好な状態」とあり、良好な馬場状態で行われる公算が大きい。
ファンタジーSは近5年で4回、4角先頭馬が馬券絡みを果たしている先行有利なレース。今年は阪神開催となるが、馬場状態を考慮すると、引き続き、逃げ先行馬重視で臨むのが良さそうだ。