GI当日のローカルメインということで地味なイメージは拭えないが、
スティッフェリオ、
ウインブライト、
マルターズアポジー、
ヤマカツエース、
ミトラと、以降の重賞でも活躍していく馬をしばしば輩出している一戦。「出世レース」としての一面にも注目したい。
1.前走凡走馬が巻き返す
昨年の勝ち馬
クレッシェンドラヴは
オールカマー5着から、一昨年の勝ち馬
スティッフェリオはオープン特別4着から、17年の勝ち馬
ウインブライトも前走
毎日王冠10着からの巻き返しだった。また、15年の勝ち馬
ヤマカツエースも前走の
富士Sで13着、14年の勝ち馬
ミトラも前走
富士Sで6着。新潟開催だった11年を除く過去9年中、8年で前走馬券圏外の馬が勝利している。
2.逃げ先行馬有利
新潟開催だった11年を除く過去9年で、4角3番手以内だった馬は[8-4-1-21]で連対率35.3%、複勝率38.2%。近年の差し追い込みは決まっても精々3着までという年が多く、逃げ先行馬、もしくは4角までに位置を上げていける馬が幅を利かせている。
3.休み明けは苦戦気味
新潟開催だった11年を除く過去9年で、中9週以上での出走となった馬は[0-4-2-39]で複勝率13.3%と苦戦気味。対して、中2週の馬は4勝で複勝率22.7%、中3週の馬は2勝で複勝率20.8%、中4〜8週の馬は3勝で複勝率28.2%。
バイオスパークは前走の
京都大賞典で直線に入るまで見どころのある立ち回り。結果的に9着に敗れたが、距離が長かったということだろう。これまで、
函館記念3着などローカルの2000mには適性を見せてきた。条件の替わるここで巻き返しを期待したい。