15日に福島競馬場で行われる
福島記念(3歳上・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが1番。4回で6番、9番が続き、3回が2番、13番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 3-2-3-12 複勝率40.0% 複勝回収率88%
2枠 2-0-2-16 複勝率20.0% 複勝回収率65%
3枠 3-1-1-15 複勝率25.0% 複勝回収率120%
4枠 0-1-0-19 複勝率5.0% 複勝回収率8%
5枠 2-3-0-14 複勝率26.3% 複勝回収率93%
6枠 0-1-1-18 複勝率10.0% 複勝回収率17%
7枠 0-2-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率28%
8枠 0-0-2-17 複勝率10.5% 複勝回収率58%
【1〜3人気】
1〜3枠 4-2-4-5 複勝率66.7% 複勝回収率128%
4・5枠 2-1-0-4 複勝率42.9% 複勝回収率80%
6〜8枠 0-3-2-3 複勝率62.5% 複勝回収率112%
【4人気以下】
1〜3枠 4-1-2-38 複勝率15.6% 複勝回収率78%
4・5枠 0-3-0-29 複勝率9.4% 複勝回収率43%
6〜8枠 0-0-2-49 複勝率3.9% 複勝回収率21%
一目瞭然で内枠優勢の傾向が伝わり、とくに最内の1枠は複勝率40.0%と驚異的な数値を記録している。対照的に大外の8枠は連対例がなく、6〜8枠は上位人気馬でも勝ち馬を出せていない。
15頭中12人気で勝利した10年
ダンスインザモア(3枠5番)ほか、09年
サニーサンデー(3枠6番・8人気1着)、14年
ミトラ(1枠1番・6人気1着)、16年
マルターズアポジー(2枠3番・7人気1着)と伏兵の台頭も少なくないが、やはり内枠であることが最低条件となりそうだ。逆説的に言えば、上位人気馬が外枠に集まった際には波乱の余地があると考えるべきだろう。