14日に行われる
武蔵野S(3歳上・GIII)の舞台となる東京ダート1600m。このコースについて解説していく。
東京競馬場のダートコースは1周1899m。これは
JRA10場では最大、世界的にも屈指の広さを誇る。
ダート1600mのスタート地点は2コーナー奥のポケット。芝スタートであるという点が、大きな特徴の一つ。内外で芝部分を走る距離が違っており、外枠の方がより長く芝部分を走ることができる。したがって、コース構造的に、外枠の方がダッシュがつきやすい。
コーナー2つのいわゆる「ワンターン」のコースで、初角となる3コーナーまでは約640mと長い。スタート地点から向正面半ばまで下り、そこで一旦コブを上って下る形。3コーナー半ばから4コーナーにかけては平坦で、直線に向いて高低差2m強の坂を上り切ると、ラスト200mは再び平坦になる。ゴール前の直線は501.6m。
芝スタート、下りスタートかつ初角までの距離もあるため、ペースは上がりやすく、18年は
サンライズノヴァ(4角12番手・1着)、
クインズサターン(4角14番手・2着)と4角10番手以下でワンツー、昨年は4角9番手、4角8番手、4角12番手での決着となった。