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福島記念・G3」(15日、福島)
藤岡康太騎手(31)=栗東・フリー=が、
福島記念でJRA全10場重賞制覇に挑む。昨年のエルムSを制し、リーチとなってからは初の福島での重賞参戦。「狙ってやれる記録ではなく、結果としてついてくるもの。ただ、多くの人が達成しているわけではないし、あと二つ、あと一つとなると、やりたいな、と思うようになりました」と力を込める。
福島の重賞挑戦は今回で5回目。関西所属ジョッキーにとって騎乗する機会が少なく、「こうやって依頼を頂けるのもありがたいこと」と感謝する。
相棒の
ドゥオーモとは、コンビを組んだ近2戦で2、15着。特に前々走の
函館記念は、13番人気の低評価を覆す好騎乗だった。「脚質的に展開待ちだけど、小回りの方が流れは合いそう。2走前のように展開が向けばチャンスがある」とVのイメージを膨らませる。
勝てば史上6人目、デビュー14年目での達成なら、
武豊、藤田伸二氏に次ぐ3番目のスピード記録となる。日曜はG1だけでなく、みちのくの重賞にも注目だ。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ