17日、
大井競馬場で行われた第53回
ハイセイコー記念(2歳・重賞・ダ1600m・1着賞金2200万円)は、2番手でレースを進めた
左海誠二騎手騎乗の3番人気
アランバローズ(牡2、船橋・
林正人厩舎)が、3〜4コーナーで先頭に立って押し切り、2着の1番人気
ランリョウオー(牡2、浦和・
小久保智厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。
【
左海誠二騎手】
「まだ負け知らずだったんですけど、無事に勝ててホッとしました。
(番手は)作戦ではありませんが、行く馬がいたのでそれに合わせていく感じで。ただ、距離に不安があったりとか色々課題があったので、そこだけが不安だったんですが、上手く立ち回ってくれました。
2番手に控えた段階で、1・2コーナーでちょっと行きたがったんですけど、向正面の立ち上がりでフッと抜けてくれて。僕より馬の方が競馬を知ってるなと思いました。あとはリズムを崩さないように走らせようと思いました。今日の経験を、次からも生かしていければいいかなと思っています。
まだまだお客さまの少ない中ですが、沢山のお客さまの前で、
アランバローズに活躍してもらえたらと思います」
【
林正人調教師】
「負け無しで4連勝を挙げられたことを素直に嬉しく思っています。
今日は距離も伸びていて枠も外枠でしたし、課題があったので、実際のところはやってみないとわからないかなという気持ちはありました。
ゲートを出てからの位置取りはジョッキーに任せると言ってましたし、僕の中でも、番手での競馬も選択肢の1つにはあったので、それを上手く馬が今日(番手は)初めてでしたが、対応して我慢してくれて、いい結果が出たので、とても良かったと思います。ゴール前は力が入りました。そのまま、そのままと。
(次走は)オーナーと相談します。千六でこういう競馬ができたので、当初よりは選択肢が広がるかなと思っています。権利を取った
全日本2歳優駿も含めて、オーナーと相談したいと思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)