貴重な血を受け継ぐ
ストレートパンチ(牡4歳、美浦・堀井)が、土曜東京8Rの
秋陽ジャンプSに出走予定。父は
メジロダイボサツ。G1・7勝馬
ディープインパクトを父に、G1・5勝馬
メジロドーベルを母に持ち、“12冠ベビー”と鳴り物入りでデビューしたが、わずか1勝で現役を引退。いったんは乗馬となったものの、関係者の「血を残したい」との思いで種牡馬の道が開けた。とはいえ、既に種牡馬からも退き、産駒は4頭のみ。現時点でただ1頭(他に1歳世代2頭)JRA競走馬登録を行ったのが
ストレートパンチだ。
19年10月に障害入り。9月の中京で待望の初勝利を挙げた。オープン初戦の前走も、積極策で
コウキチョウサンの4着と奮闘。堀井師も「いい内容だったね。まだ4歳だし、成長している段階なんだろう」と目を細める。このあとは暮れの大一番・
中山大障害(12月26日・中山)へ向かう予定。「障害に入ったからには経験させたい。ましてや貴重な血だからね。そのためにも今回はいい勝負をしたい」と期待をかけていた。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ