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【阪神JF】ソダシ、白毛馬初のG1制覇へ 才色兼備!次代のアイドルホース

デイリースポーツ
  • 2020年12月09日(水) 14時20分
 「阪神JF・G1」(13日、阪神)

 “白毛一族”2頭がG1の初舞台に挑む。毛色が白毛のソダシと鹿毛のメイケイエールは、どちらも牝系にシラユキヒメを持つ。ともにデビューから重賞連勝を含む3戦3勝と2歳牝馬路線をリードしてきた。お互いに2歳女王の座は譲れない。

 トレセン内でもひときわ目立つ純白の馬体。その美しさはターフの緑にこそ映える。ソダシは8日朝、栗東坂路を4F62秒0-13秒7で登坂。白毛馬初のG1制覇、そして2歳女王の座を目指して最終リハに備えた。

 ここまで3戦3勝。2走前の札幌2歳Sは長く脚を使って押し切り勝ち。白毛馬初の芝重賞タイトルを手にすると、前走のアルテミスSは瞬発力勝負に対応して重賞連勝を飾った。須貝師は「器用な馬じゃないから、前走はこの馬のリズムを一番に考えて(吉田隼に)乗ってほしいと。その通り乗ってくれていい結果だった」と満足げに振り返った。

 まさに才色兼備。ただ、その走りや見た目とは裏腹に、常に気難しさと隣り合わせの血統だ。「牝馬特有のピリピリさはあるよ。血統的にもそういうところがあるし、お母さんのブチコもゲートで苦しんでいるのを見ていたからな」。指揮官も思案顔だが、馬に合わせた対策を講じている。

 その面を考慮して、前走後は放牧に出さなかった。「敏感だし、普通の馬よりも賢い。だからこそ難しさにつながっている。放牧に出して、馬に変化がある方がやりづらい場合があるからね」。馬本位で調整を進め、万全の状態を見据えている。

「きれいな馬を預けてくださったオーナーに感謝しかないです。(白毛馬は)世界でも希少価値があるし、こんなに走ってくれたら価値が上がる。この馬を見たさに競馬のファンが増えてくれたらいいね」。次代のアイドルホースが、無敗街道を突き進む。

提供:デイリースポーツ

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