12日に中京競馬場で行われる
中日新聞杯(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、3月に施行されていた2012〜2016年のデータも集計対象とした。
過去8年で最多となる7回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
キングカメハメハが続き、2回が
ステイゴールドとなっている。
ディープインパクト産駒は「5-1-1-12」。昨年は伏兵
サトノガーネットが8人気で勝利しており、18年
ギベオン(1人気)に続く2連覇を達成。なお、3月開催時にも14年
マーティンボロ(10人気)、15年
ディサイファ(5人気)、16年
サトノノブレス(1人気)と3連覇を果たしている。人気を集めがちな種牡馬であるにもかかわらず、回収率面においても申し分のない成績を残していることが特徴と言えるだろう。今年は
ギベオン、
サトノガーネット、
サトノソルタスの3頭が出走予定。
ステイゴールド産駒は「0-1-1-5」。勝ち馬こそ出せていないものの、15年
マイネルミラノ(6人気3着)、18年
ショウナンバッハ(12人気2着)と人気薄の好走が目立ち、後者は勝ち馬とハナ差の接戦を演じていた。今年は
トリコロールブルーが出走予定。
キングカメハメハ産駒は「0-2-1-9」。14年
ラブリーデイ(4人気3着)、15年
デウスウルト(2人気2着)、17年
ミッキーロケット(1人気2着)、基本的には人気に近い着順で入線しており、いつ勝ち馬を出しても何ら不思議ない印象を持つ。また、ここで好走した3頭のうち2頭が、のちにGIを制していることも興味深い。今年は
ボッケリーニ、
レッドヴェイロン(抽選対象)の2頭が特別登録。