9日、
大井競馬場で行われた第12回
勝島王冠(3歳上・重賞・ダ1800m・1着賞金2200万円)は、先手を取った
張田昂騎手騎乗の4番人気
カジノフォンテン(牡4、船橋・
山下貴之厩舎)が、そのまま直線に入って後続を振り切り、2着の2番人気
ノンコノユメ(セ8、大井・
荒山勝徳厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分52秒1(良)。さらにハナ差の3着に1番人気
モジアナフレイバー(牡5、大井・
福永敏厩舎)が入った。
【
張田昂騎手】
「逃げは最初からの作戦でした。ペースは、だいぶ楽ができたかなと思いました。4コーナーで
モジアナフレイバーが外から来たときはドキドキしましたが、直線もよく頑張ってくれました。
前回から距離も伸ばして、今日の相手も距離も、色んな課題を少しずつ克服してきて、すごい自信になりました。この先楽しみです。
本当に、関係者の方々とファンの皆さまに感謝の気持ちで一杯です。そして、
カジノフォンテンと出会えたことに、本当に感謝しています。これからも、応援よろしくお願いします」
【
山下貴之調教師】
「張田君が頑張ってくれて、勝てて良かったです。
彼がレース前、こう(逃げで)乗りたいと話してきたので、好きに乗っていいよと話していました。
道中は、2番手が入れ替わったりして、ちょっと苦しいのかなと思いましたが、頑張ってくれたのではと思います。後続が迫ってきたときは、来ないでくれと思っていました。
他の競馬場と比べるとちょっと発汗も目立ちますし、大井に来ると緊張するのかなと思いましたが、調子はいいと思っていました。次走は、無事であれば、
東京大賞典に向かいたいと思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)