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【有馬記念】菊花賞組が優秀、ジャパンC組の絞り方は?/前走データ分析

  • 2020年12月15日(火) 21時17分
 27日に中山競馬場で行われる第65回有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)について、前走・ローテーション別に検証していく。

 過去10年で4-1-2-3と少数精鋭で好成績を残しているのが菊花賞組。その中には9番人気2着の14年トゥザワールドの激走も含まれる。レース後に左肩跛行の診断となった15年リアファル(3番人気16着)以外の全頭が、人気と同じかそれ以上の着順でフィニッシュしており、非常に信頼度が高い。今年は15日現在、菊花賞10着のバビットが賞金で出走可能圏内に入っており、同4着ディープボンド、同5着ブラックホールは除外対象となっている。また、このローテでの好走例(3着以内)のうち、5頭は菊花賞馬によるものだが、18年ブラストワンピースは4着→1着、前述のトゥザワールドは16着→2着だった。

 ジャパンC組は3-4-6-47。率では菊花賞を下回るが連対数ではこのローテが最多。ここから絞り込むなら、前走5着以内であれば3-3-4-16、前走4角2番手以内であれば2-1-1-6、今回1〜2枠であれば3-1-1-11と率が高まる。特に勝ち馬に関しては、全3頭ともに有馬記念で2枠までに入っていた。今年はカレンブーケドール(前走4着)、キセキ(同8着)、ミッキースワロー(同7着)、ユーキャンスマイル(同12着)、ワールドプレミア(同6着)がファン投票上位で優先出走、クレッシェンドラヴトーラスジェミニは除外対象となっている。

 今年の上位人気2頭となりそうなクロノジェネシスフィエールマン天皇賞・秋から臨む。このサンプルは意外と少なく0-2-0-12。昨年のアーモンドアイはいずれも1倍台の支持に推されて1着→8着と有馬記念では人気に応えることができなかったが、そもそも上位人気となったケースがこの組には少なく、昨年のサートゥルナーリアは3番人気2着、18年レイデオロは1番人気2着(タイム差なし)と、この2例ではきっちりと好走している。今年は前述2頭と一昨年覇者ブラストワンピースがファン投票上位で出走。

 アルゼンチン共和国杯(以下、AR共和国杯)組は1-0-0-5。GI以外で唯一有馬記念を勝利しているのがこの組。2015年のゴールドアクターが1番人気→8番人気で連勝したように、この6頭のうち5頭がAR共和国杯の優勝馬だが、それでも有馬記念で人気となることは稀。唯一の上位人気となった2017年の3歳馬スワーヴリチャードは2番人気4着だった。今年は同様にAR共和国杯を勝って臨む3歳馬オーソリティが賞金で出走圏内。その他に登録のある8着アールスター、3着サンアップルトン、2着ラストドラフトは除外対象。

 エリザベス女王杯組(以下、女王杯)は0-1-0-14。唯一の好走例は8番人気7着→8番人気2着のクイーンズリング。ただし、15例中有馬記念で5番人気以内だったのは18年4番人気8着のモズカッチャン、17年5番人気11着のミッキークイーンのみで、有力馬となっていること自体が少ない。今年は牝馬が牡馬相手にGIを勝ち続けてきた年でもあり、これまでとは様相が異なるかもしれない。今年は女王杯で連覇を達成したラッキーライラックや、女王杯2着サラキア、同3着ラヴズオンリーユーが出走可能で、上位勢が揃い踏みする。

 ペルシアンナイトが該当するマイルチャンピオンシップ組は0-0-0-2、オセアグレイトが該当するステイヤーズS組は0-0-0-9、モズベッロが該当する宝塚記念組は0-0-0-1となっている。

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