まさに固め撃ちだ。
牧浦充徳調教師(46)=栗東=が先週土曜、オープン特別Vを含む一日4勝をマーク。3場で大きな存在感を発揮した。
この日のトリを飾ったのは
タイキフェルヴール。師にとって思い入れの深い一頭だ。「UAEへ連れて行ってもらったのはいい経験でした(UAEダービー6着)。エビ(屈腱炎)で1年半休んで、今年の夏前に1回復帰したけど、夏負けしてまた休ませて…力があるところを見せられて良かったです」と1年11カ月ぶりの復活Vに頬を緩めた。
指揮官は、森厩舎では助手として
キャプテントゥーレや
スターキングマンなどを手掛けた腕利きだった。「海外は助手時代にも行かせてもらったけど、調教師として行くのはまた違うなと感じた。目標は大きいところを獲ること。森厩舎時代に担当していたような馬を育てたいですね」と、さらなる精進を誓った。
「馬の適性が合えば、積極的に遠征させます」と“森厩舎流”で今週も3場に8頭を送り込む。「みんなそれなりにやれると思いますよ」。引き続き白星ラッシュといく。(デイリースポーツ・山本裕貴)
提供:デイリースポーツ