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中山金杯」(5日、中山)
タイトル奪取に向けて準備は万端だ。
ディープボンドは3日朝、栗東坂路で調整。4F64秒3-46秒4-15秒6と軽めの内容で翌日の長距離輸送に備えた。適度に気合も乗り、活気は十分。既に昨年末、和田竜を背に栗東CWで実質的な最終追い切りを済ませており、大久保師は「雰囲気はいい。カイ食いもいいので、太めが残らないようにできれば」と仕上がり具合に目を細めた。
3歳時は3冠戦を皆勤。勝ち鞍こそなかったが、クラシック戦線で存在感を示した。
皐月賞10着時以来の中山遠征となるが、「あのときはしんどかったけど、見せ場はあったからね。この馬にとっていいレースができれば、いい結果が出ると思う」と力を込める。
コンビを組む鞍上の期待も大きい。「(最終追いは)しまい重点だったけど、いい動きだった。そんなに大きく変わった感じはないけど、順調やと思う」と好感触を伝え、「上がりのかかる中山の馬場は向いていると思う。うまく自分の競馬ができれば」と意気込みをのぞかせた。
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カンカン(斤量)泣きすることはないと思う」と、明け4歳でやや背負わされた感のあるハンデ56キロにも不安はなし。
京都新聞杯以来となる重賞2勝目を決め、さらなる飛躍への一歩を踏み出す。
提供:デイリースポーツ