「
中山金杯・G3」(5日、中山)
1番人気の
ヒシイグアスが5番人気の
ココロノトウダイとの追い比べを首差制し、重賞初制覇を飾った。
明け5歳の有望株が本格化を告げた。1番人気の
ヒシイグアスが3連勝で重賞初制覇。松山は「人気に支持していただき、結果を出せてうれしく思います」と笑みを浮かべた。
前半1000メートル通過は62秒0。スローの流れにも慌てず対処し、中団で折り合いに専念した。直線入り口でタイミング良く外へ持ちだすとエンジン全開。
ココロノトウダイとの追い比べを首差制した。「思っていたポジションを取れました。道中のプレッシャーはきつかったのですが、よく我慢してくれました。着差以上に強い競馬」と振り返った。
松山は2020年の
京都金杯(
サウンドキアラ)に続いて東西
金杯V。21年は開催初日に3勝を挙げ、スタートダッシュを飾ったが、浮かれた様子はない。「しっかりと結果を出せるように。大きいところで活躍できる騎手になりたい」と、貪欲に高みを目指している。
コンビを組んで2連勝と見事にエスコートした鞍上は「本当に強い馬。重賞も勝てましたし、さらに上を目指して頑張りたい」と、パートナーに大きな期待を寄せていた。次走は未定だが、中距離界の新星が飛躍の年へ突き進む。
提供:デイリースポーツ