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アーモンドアイ有終戴冠!2年ぶり2度目の年度代表馬 24年夏にも初子デビュー!?

デイリースポーツ
  • 2021年01月07日(木) 07時00分
 「2020年度JRA賞」受賞馬選考委員会が6日、行われ、史上初の芝G1・9勝を達成したアーモンドアイ年度代表馬の座を獲得した。“世紀の一戦”とうたわれたジャパンCでコントレイルデアリングタクトとの3強対決を制し、国難のなか明るい話題をもたらした最強ホース。今後は繁殖牝馬として偉大な血を継承していく。

 また一つ、最強牝馬に大きな勲章が加わった。コロナ禍一色となった2020年。その中にあって、ひときわ輝いたアーモンドアイ年度代表馬に選出された。

 18年度に続く2度目の戴冠。前回同様の満票とはならなかったが、クラシック3冠馬コントレイルに大差をつけての受賞となった。そのコントレイルに、同じく無敗の3冠牝馬デアリングタクトを迎え撃ったジャパンC。自身にとってのラストランだったが、事実上の“年度代表馬決定戦”を完勝したことが大きな決め手となった。

 芝G1・9勝の新記録&歴代最多獲得賞金という輝かしい実績を残して現役を引退。「最後もいい形で終われたし、またそういうもの(年度代表馬)をもらえて光栄なことだね。アーモンドアイさまさまです」と国枝師は感謝しきり。「受賞できたのはオーナー、生産者、ファンの皆さまの支えのたまものだと思います」と頭を下げた。

 現在、同馬は北海道安平町のノーザンファームで種付け準備に入っている。「北海道に着いて、馬運車から降りてくる映像をLINEで送ってもらった。寂しい?そりゃあ、寂しいよ。だけど次があるし、忙しいからな」と指揮官。初年度の交配相手はエピファネイアが最有力。早ければ2024年夏に、注目の初子がデビューするだろう。

 秋の天皇賞を制した際、人目をはばかることなく涙した主戦のルメールも感慨はひとしお。「彼女は昨年も強かったです。2歳から高いポテンシャルを見せてくれて、最後のレースまで頑張ってくれました」と感動をよみがえらせ、「忘れられない馬。3年間、騎乗することができて幸せでした。彼女の子を楽しみにしています」と期待を膨らませた。混迷の世に光を照らした9冠馬。その偉大な蹄跡は永遠に語り継がれていく。

提供:デイリースポーツ

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