「東海S・G2」(24日、中京)
派手さはない。それでも、必要にして十分なアクションだった。2年前の覇者で昨年3着の
インティが20日、栗東CWで最終追い切りに臨み、6F83秒3-37秒7-12秒8を馬なりで計時。見届けた野中師は「予定通り無理せずサラッと。動きは相変わらず地味だったが、先週までに中身はかなりいい状態になっているので」と及第点を与えた。
前走のチャンピオンズCでは好位追走から3着に食い込んだ。「ゲートで立ち遅れて、2番手にいくところまでに脚を使ったからね。それに3角でハミをかんで、前をかわしていってしまった。あの2カ所がうまくいっていれば」と指揮官は振り返る。
体調を整えるのに苦しんだ時期もあったが、内面の変化とともに状態も上がってきた。「やっと本来の姿に戻ってきた。中京の千八には実績もあるし、去年より1キロ減で出られるから」。いい形で
フェブラリーSへ。桶狭間を起点に再度、砂王の座を視界に捉える。
提供:デイリースポーツ