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【東海S】オーヴェルニュ 重賞初V レースレコード!川田は16年連続JRA重賞制覇

デイリースポーツ
  • 2021年01月25日(月) 07時00分
 「東海S・G2」(24日、中京)

 リステッド競走2連勝の勢いに乗り、初めて重賞に挑んだ2番人気オーヴェルニュがライバルたちを完全制圧。後続に1馬身3/4差をつけてG2タイトル奪取に成功した。

 刻んだタイムは1分49秒2。19年インティの1分49秒8を上回る当レース最速タイムだ。ハイペースで逃げるインティの3番手で折り合い、最後はためた脚をきっちり引き出した。

 これで16年連続JRA重賞制覇となった川田は「手応え良く追走できました。コントロールの難しい馬だったので、条件が上がる方がペース的に競馬がしやすくなるということだと思いました」と振り返る。実戦騎乗は一昨年9月から昨年1月までの3戦連続騎乗(2勝)以来。1年前に、自らが打った布石が生きていた。西村師は「下級条件で足踏みしていた時、インに突っ込んであかなかったりしていたが、将雅は『それを覚えさせた方がいい』と。彼の乗り方が合っていたね」と感謝する。

 同馬担当の梅内助手は男社会の極みだった厩舎サークルに、女性として道を作ってきたパイオニア。1993〜95年にアラブ馬のシゲルホームランセイユウ記念3連覇があるものの、サラブレッドの重賞は初。「33年、長かった」と笑うが、恐らく次はフェブラリーS(2月21日・東京)でG1初勝利のチャンスが待っている。

 指揮官は「ジョッキーが乗れるか確認しないといけないし、オーナーとも相談。行くならいい状態で使わなければならない」と慎重な言葉も口にしたが、さらに上のステージが楽しみになる勝ちっぷり。参戦かなえば、府中決戦が一層盛り上がりそうだ。

提供:デイリースポーツ

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