本番の
高松宮記念までは2か月の間隔があるが、
阪急杯は1400mなので、関西圏で行われる1200mの
ステップ重賞はこれひとつだけ。ハンデのGIIIでありながら、ここを
ステップとして本番でも好走する馬は多い。
1.軽ハンデ馬の台頭の余地は小さい
過去10年中9年で、57kg(牝馬は55kg)以上を背負った馬が勝っているように、重いハンデを背負う実績馬が順当に能力を発揮してくるケースが多い。
高松宮記念の
ステップとして重要性が増すとともにメンバーレベルが上っており、軽ハンデの格下馬が好走する余地は小さくなっている。
2.小柄より大型馬
過去10年に行われた中京芝1200m古馬混合オープン戦の成績を馬体重別で見てみると、440〜459kgが連対率9.1%、460〜479kgが連対率8.1%なのに対し、480〜499kgは連対率16.7%、500〜519kgは連対率15.4%、520〜539kgは連対率11.1%。小柄な馬は苦戦気味。
3.距離短縮がやや優勢
過去10年間に行われた中京芝1200m古馬混合オープン戦の成績を前走の距離別で見てみると、前走も1200mを走っていた馬は連対率9.3%、複勝率16.5%なのに対し、前走からの距離短縮となる馬は連対率16.7%、複勝率20.5%。ここも距離短縮組が優勢と見る。
ラウダシオンは前走の
マイルCSで15着に終わったが、上がり3ハロン33秒台前半を求められるような瞬発力勝負で展開が向かなかった。実績からして左回り替わりはプラスで、近走の先行力を活かした立ち回りからして距離短縮も良さそう。始動戦から巻き返しを期待したい。