近年、
フェブラリーSの最も重要な前哨戦となっている
根岸S。数少ない
中央競馬のダート1400m重賞なので、かなりの好メンバーが揃うレースです。
フェブラリーSを見据えている実績馬もいますが、ここで結果が欲しい勝負度の高い馬が多く、ハイレベルなレースになっています。
例年は、東京実績があって
チャンピオンズCで負けた馬が適性条件に戻って巻き返すのが好走パターン。今年は前年の
根岸S、
フェブラリーS、
武蔵野S上位3頭の出走なし(
ワンダーリーデルが、この3レース皆勤で8着、4着、4着)。
挙げるとしたら、
アルクトス。東京ダ1600mは、前年の
フェブラリーS9着を除けば4戦4勝。ただ、前年に
南部杯を勝ったので「59kg」を背負うレースで、勝ちにくる仕上げで出走してくるか疑問は残ります。
フェブラリーSで勝負仕上げしてくることが普通なので、積極的には狙いづらいローテです。
そうなると注目は、19年1着、20年2着
コパノキッキングのように1200m実績馬で1400mまでなら勝負できるパターン。このパターンに該当するのが
レッドルゼル。前年の
カペラSは、2年前の
コパノキッキングが勝った年と同等の高レベルなレース。上位3頭は、かなり強い内容でした。19年に勝ったときは東京を走っていなかった
コパノキッキングとは違って、
レッドルゼルは本格化する前に東京での勝利があります。
2、3着で穴をあける馬も東京実績がある馬が中心ですが、東京コースに実績のある馬自体が少ないです。それなら去年3着
スマートアヴァロン、2年前3着
クインズサターンのような「オープン特別レベルなら確実に上位の上がりの馬」が狙い目となります。重賞だと厳しいと思われて、少し人気が落ちたところを馬券圏内まで持ってきています。
面白いと考えているのが、
ヤマニンアンプリメ。近走は結果が出ていないですが、凡走理由はしっかりあります(理由は、長くなるので
ウマい馬券で)。19年の1200〜1400mの地方交流重賞路線で、6戦中5戦で上がり最速。19年
根岸S7着ですが、このレースは再昇級初戦でした。
今年は、例年と違って東京巧者が少ないと感じる
根岸S。最終的にどの点に注目して狙うかが、的中できるかのポイントになりそうです。予想の参考になるように、各馬の適性を記載しての結論を
ウマい馬券の予想にまとめますので注目してください。
ウマい馬券では、展開や各馬の適性など全馬の評価を記載しています。買い方が重要なレースでもあるので、買い方も含めて最終結論は要チェックです。
(文=nige)