「魁!海外馬券塾」(3日)
1月31日に香港のシャティン競馬場で行われたハンデ戦の
センテナリーヴァーズ・G3(芝1800メートル)は、勝ったグロリアスドラゴンを含め、出走馬の半数以上が51キロの軽量で出走した中、トップハンデ60キロを背負って2着に入ったエグザルタントと、58キロで3着のフローレはさすがの力を示した。
エグザルタントが頂点に立ち、次位にフローレが続き、他の馬とはかなり差がある香港の中距離路線の力関係は、今年も変わりないように見られる。フローレは昨年の
香港Cで
ノームコアら日本馬3頭に先着を許す5着、エグザルタントは2年前の
香港ヴァーズで
グローリーヴェイズに突き離され、3着に敗れている。香港の2強と言えども、日本馬にとっては決してかなわない相手ではない。
12連勝中の
香港マイル王
ゴールデンシックスティーが、
香港ゴールドC・G1(21日・香港シャティン、芝2000メートル)で2強に挑む。この距離は過去に一度だけ昨年の香港ダービーに出走しており、人気薄の逃げ馬をゴール直前で何とかとらえるという、この馬には珍しい薄氷の勝利だった。
それから1年を経て中距離でも圧倒的な存在になっているか?もしそうであれば、今後しばらくは距離を問わず、この馬が香港のチャンピオンとして君臨することになる。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)
提供:デイリースポーツ