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【きさらぎ賞】ラーゴム クラシック登竜門V 北村友&斉藤崇師の“絆”で重賞初制覇

デイリースポーツ
  • 2021年02月08日(月) 06時02分
 「きさらぎ賞・G3」(7日、中京)

 クラシックへの扉を開いた。35年ぶりの中京決戦を制したのは、北村友騎乗の3番人気ラーゴム。好位追走から直線で力強く抜け出して、重賞初制覇を果たした。2着には2番人気のヨーホーレイクが入り、1番人気のランドオブリバティは3着に敗れた。

 父オルフェーヴルから栗毛、筋骨隆々の馬体、荒々しい気性を受け継いだラーゴム。3番手から直線で先頭に出ると、最後の坂を懸命に駆け上がる。ゴール前は脚が上がりかけたが、気合でもうひと伸び。外から迫るヨーホーレイクの猛追を首差しのいで栄光のゴールへ飛び込んだ。

 待望の重賞初制覇。額の汗を拭った北村友は「(最後は)よくしのいでくれましたし、強かったと思います」とパートナーをねぎらったが、喜びと同時に今後へ向けての課題も明確に。「力んでしまったので、次は修正したいですね」と口元を引き締めた。

 「この馬でクラシックへ行きたい」と期待を込める好素材だが、調教段階から“折り合い”は懸念されていた。3週連続で追い切りに騎乗しても、制御に苦労し、鞍上の曇った表情はなかなか晴れなかった。実戦でも、スタートから4角まで力み通し。ただ、「結果を出せたことに、まずはホッとしています」と最低限の課題をクリアし、安どの表情を浮かべた。

 戦況を見守った斉藤崇師は「勝ったのは良かった。賞金が増えて皐月賞とダービーに出られる」とうなずきつつも、胸中は鞍上と同じだ。「調教から力みが強い。修正しないと本番では厳しいと思います」。それでも「あの状況で2、3着は後ろから来た馬。勝ち切ったのは大したもの」と能力の高さを再認識していた。

 近日中に滋賀県のノーザンファームしがらきへ放牧。次戦は「馬の様子を見て考えたい」と指揮官は明言を避けたが、クロノジェネシスとのコンビで深めた“絆”で、クラシック戦線へ立ち向かう。

提供:デイリースポーツ

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