フェブラリーSは、勝ち切っていることが何よりも重要。前走“格の高いレース”で勝ち切っている馬を中心に考えるべきです。論より証拠、まずはGIになって以降、過去23年の
フェブラリーS出走馬を3つのグループに分けてみましょう。
まずは前走、
JRA重賞または海外重賞で1着だった馬をA群、前走、地方交流重賞も含めた重賞1-3着(A該当馬を除く)をB群、A、B以外(前走4着以下、非重賞での勝ち馬など)をC群とします。
すると、A群は53戦[14-4-7-28]で勝率26%、複勝率47%、単回収145%、複回収113%、B群は109戦[6-13-10-80]で勝率6%、複勝率27%、単回収54%、複回収69%、C群は202戦[3-6-6-187]で勝率2%、複勝率7%、単回収140%、複回収49%という結果になりました。
これを見ても一目瞭然、
フェブラリーSは何を差し置いてもA群の馬を買うべきことがわかります。そして、ここからが重要。今年の
フェブラリーS特別登録馬はA群の馬が2頭、B群の馬が1頭、残り20頭はすべてC群というメンバー構成になっているのです。今年の出走予定馬でA群、B群に該当するのは
レッドルゼル、
オーヴェルニュ、
ワンダーリーデルの3頭になります。
ちなみにC群には2014年、単勝272.1倍の超高配当を叩き出した
コパノリッキーが存在します。これが1頭で単勝回収率を跳ね上げているため、同馬を除けばC群は201戦[2-6-6-187]で勝率1%、複勝率7%、単回収6%、複回収33%となります。
C群20頭のなかから、
コパノリッキー級の穴馬を探すのもひとつの手段なのかもしれませんが、少なくとも
カフェファラオや
アルクトス、
サンライズノヴァといった人気が想定されるC群の馬を買うのは、かなりリスクが高いといえるのではないでしょうか。
(文=岡村信将)
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