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【エンプレス杯レース後コメント】マルシュロレーヌ川田将雅騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2021年03月04日(木) 19時31分
4日、川崎競馬場(晴 良)で行われたダートグレード競走、第67回エンプレス杯(2100m)は、JRAの1番人気マルシュロレーヌが勝利。レース序盤は後方2番手を追走していたが徐々に位置を上げて2周目4コーナーで3番手まで上がり、直線は力強く伸びて逃げ粘るサルサディオーネを差し切った。勝ちタイム2分14秒1、勝利騎手は川田将雅

6番人気サルサディオーネ(大井)が4分の3馬身差の2着、さらに6馬身差の3着に3番人気マドラスチェック(JRA)。2番人気レーヌブランシュ(JRA)は5着だった。

マルシュロレーヌは父オルフェーヴル母ヴィートマルシェ(母の父フレンチデピュティ)の5歳牝馬、JRA栗東・矢作芳人厩舎の管理馬。通算成績17戦7勝、重賞は去年のレディスプレリュード、前走のTCK女王盃に続く3勝目。

<レース後のコメント>

1着 マルシュロレーヌ(川田将雅騎手)
「今まで走ってきたレースより距離が長くなりますし、コーナーも6回まわらないといけませんから、道中気をつけて乗ろうと思っていました。ゲートの中で他の馬が暴れた際にこの馬も少し反応してしまい、ゲートに座り込むような形でいいスタートを切ることができなかったのですが、その中でどうしていこうか考えながら乗っていました。

 左回りでタイトなコーナーであっても上手に走ることができていたので、予定していた以上に上手にコーナーを走れるな、と思いました。他の馬たちの並びや手応えを見ながら、前が結構飛ばしていたので深追いせず、コーナーを大切に回して4コーナーの出口から、というイメージで乗りました。直線もしっかり余力が残っていましたし、いい走りをしてきっちりつかまえてくれました。まずは続けて2つ勝つことができたので、今後もこの馬らしい競馬を続けていければと思います」

(矢作芳人調教師)
「距離が延びるのは良いと思いましたが、コーナー6回ですし、どうしても後ろから行くのでそこはちょっと心配でした。ゲートは周りの馬の影響を受けて後ろからになりましたが、コーナーを非常にスムーズに回ることが出来たのは大きかったですね。強い競馬をしてくれました。次はまだ考えていませんが、牝馬の中では一番強いと思っていますし、今年はどこか良いところで牡馬とも戦いたいと考えています。普段はとてもかわいい女の子ですし、勝てて嬉しいです」

2着 サルサディオーネ(矢野貴之騎手)
「惜しかったです。道中少し真面目すぎて、ゴール前で少し甘くなるのが...。コースは直線が短い方が良いですし、理想的な競馬は出来ました。勝った馬は強かったですが、川崎ならこの距離でも上手く立ち回れました」

(堀千亜樹調教師)
「この距離でも対応してくれました。偉いですよ。以前よりも競馬を分かっていて、安心して見ていられました。次はマリーンカップの予定です」

4着 ダノンレジーナ(本橋孝太騎手)
「以前は1600mでも長いくらいでしたが、2100mにも対応してくれました。成長してきていますし、この先が楽しみです」

(取材:大関隼)

ラジオNIKKEI

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