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【フィリーズR】ベッラノーヴァ桜切符狙う 自慢の末脚で絶対獲る

デイリースポーツ
  • 2021年03月10日(水) 06時00分
 「フィリーズR・G2」(14日、阪神)

 ベッラノーヴァ桜花賞(4月11日・阪神)の権利を狙って仁川に乗り込む。新馬戦を快勝し、続くフェアリーSは3着。いずれもメンバー最速の上がりをマークと、キャリア2戦ながら、能力の高さを示している。母、祖母が果たせなかったクラシック制覇へ向け、まずは18分の9の抽選を突破して、自慢の末脚を披露する。

 小さな体に大きな可能性が詰まっている。馬体重が400キロ前後とひときわ小柄なベッラノーヴァだが、末脚の爆発力はピカイチだ。新馬戦を快勝し、続くフェアリーSでも鋭く追い込んで3着。いずれもメンバー最速の上がりをマークした。丸山も「(前走は)後ろから行った馬の中で一番脚を使っていた」と評価は高い。

 中間は福島県・ノーザンファーム天栄への放牧を挟んでここに照準を定めた。金成師は「ひと息入れて馬体が大きくなっているし、精神的にも成長した」と上積みを強調する。

 火曜は美浦北の角馬場で軽めの運動を行い、最終追い切りに備えた。加山助手は「体調は良さそうですね。ここまで順調に来ています」と仕上がりの良さに胸を張る。運動神経の良さは目を見張るものがあり、「冬場のタフなウッドチップも苦にせず走れるし、体幹の強さとバランスの良さを感じます」とうなずいた。

 適鞍を求めての阪神遠征。「前走は馬の後ろでリラックスして走れたし、課題は克服しています。1400メートルなら折り合いの不安はなく、そういう意味でもいい舞台」と仕上げ人も力が入る。

 現時点で18分の9の抽選を突破する必要はあるが、ゲートインさえかなえば上位を狙える器だ。祖母は07年オークスで鼻差2着、母ベッラレジーナは14年オークス10着。一族が果たせなかったクラシック制覇の夢をかなえるべく、何としても桜の切符を獲得する。

提供:デイリースポーツ

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