「フィリーズR・G2」(14日、阪神)
迫力満点の最終追い切りだった。
阪神JF5着以来の
ヨカヨカは10日、3週続けて幸を背に栗東坂路で単走。テンこそ控え目に入ったが、鞍上が軽く促すと、一気に四肢の回転数を上げる。1Fごとに加速する理想的なラップを刻み、4F51秒6-37秒2-12秒1の自己ベストをマークした。
鞍上は「動きは良かったですね。1週前は最後にフワッとするところはありましたが、きょうは最後まで動けていました」と上積みを実感する。「九州産ですけど、そういうくくりの馬じゃないですね。今まで乗った九州産の中でも、乗ったことがないくらい、いいバネをしていますよ」と舌を巻いた。
谷師は「ジョッキーには“気合を入れておいて”と言った。無理をしたわけじゃないしね。時計も出たし、状態はいい。何とかいいレースを」と期待大だ。師の父である谷八郎厩舎からデビューした鞍上は、「思い入れのある厩舎ですし、頑張りたいですね」と腕まくり。熊本産初のJRAサラ系重賞Vへ-。快挙達成で堂々と
桜花賞に駒を進めてみせる。
提供:デイリースポーツ