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【ファルコンS展望】NHKマイルCに向けても注目の3歳短距離重賞

  • 2021年03月17日(水) 06時00分
 3歳短距離馬にとっての目標レース。また、優先出走権はないがNHKマイルCへのステップという位置付けでもあり、昨年は本レースで2着だったラウダシオンが本番を見事勝利した。今年はGI馬グレナディアガーズの登録があり、例年の混戦模様とは様相が異なっている。

1.マイル経験が活きる

 中京芝1400mで行われるようになった過去9年で、前走1600mを走っていた馬は[5-4-6-46]で複勝率24.6%と上々なのに対し、前走1400mだった馬は[4-4-2-43]で複勝率18.9%、前走1200mだった馬は[0-0-1-37]。過去9年の勝ち馬のうち8頭には、それ以前に1600mを走った経験があった。

2.逃げは苦戦

 スプリンターも多数出走するため、前半からペースは上がりやすい。それもあり、過去9年で4角1番手だった馬が3着以内に好走した例はない。対して、4角10番手以下から勝利した馬は5頭いる。

3.上がり馬より前走重賞経験馬

 過去9年で前走1勝クラスからの臨戦だった馬は[2-3-3-45]で連対率9.4%、複勝率15.1%。総数が多いので率が押し下げられている面はあるが、前走で重賞を使われていた馬の[5-5-5-29]で連対率22.7%、複勝率34.1%とは大きな開きがある。上がり馬の勢いが通用しにくいレース。

 ルークズネストは前走のシンザン記念で2着。前が残る展開の中、鋭く差し脚を伸ばした好内容だった。今回はペースが上がりしばしば差しが決まるレースなので、前走よりは展開が向きそう。1400mは守備範囲とみて重賞初制覇を期待したい。

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