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【スプリングS】レインフロムヘヴン好気配 併せで遅れも反応&息遣い良化

デイリースポーツ
  • 2021年03月19日(金) 06時05分
 「スプリングS・G2」(21日、中山)

 フリージア賞を制して2勝目を挙げたレインフロムヘヴンが、美浦Wで迫力満点の3頭併せを披露した。キャリアを積み重ねながら、じっくりと実力を蓄えてきたドゥラメンテ産駒。2度目の重賞の舞台で結果を残して、きっちりと本番の優先出走権をつかみ取る。

 レインフロムヘヴンの最終リハは美浦Wでの3頭併せ。5F地点からスタートし、イヴ(4歳1勝クラス)、サクラトゥジュール(4歳3勝クラス)の順で続いた。直線に入ると後続の2頭が内から馬体を並べてきたが、終始馬なりのままでスムーズなフットワーク。後者には1馬身遅れたものの、前者とは併入してフィニッシュした。5F71秒2-40秒0-12秒9と時計自体は目立たないが、数字以上に気配の良さが伝わってきた。

 前走後は在厩で調整され、中3週のローテだがWと坂路を併用してしっかり乗り込まれている。見届けた堀師は「前走前よりも反応が良くなっています。ガツンとハミを取っているし、上がりの息遣いも良くなって、全体的にシャープになっていると思います」と順調な仕上がりに納得の口ぶりだ。

 2020年10月の新馬戦を6番人気で快勝。続く2戦目の百日草特別は2着とはいえ、勝ったエフフォーリアはその後に共同通信杯を圧勝しており相手が悪かっただけ。重賞初挑戦の東スポ杯2歳Sは8着に敗れたが、休み明けの前走を逃げ切りV。自分のリズムで走ることができれば、大きな力を発揮するタイプだ。

 気になるのはレース前のテンションだけ。「今回も当日の気配がポイント。レースの組み立てと気持ちのコントロールが問題ですが、うまくいけば通用すると思っています」と指揮官は力を込める。初めての中山コースでも、小細工なしの逃走劇でタイトルを奪取する。

提供:デイリースポーツ

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