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【京浜盃レース後コメント】チサット笹川翼騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2021年03月24日(水) 17時55分
24日(水)、大井競馬場(晴・やや重)で行われた第44回京浜盃(ダート1700m・10頭)は、中団インコースを追走した3番人気のチサット(笹川翼騎手)が、早めに先頭に立ったイグナイターをゴール前で捉えて重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分46秒8。

1馬身1/4差の2着が4番人気イグナイター、さらに1馬身1/2差の3着が6番人気のマカベウス。圧倒的1番人気のアランバローズは後方からのレースで伸びを欠いて9着だった。

勝ったチサットは父スマートファルコン母ネフェルメモリー(その父アジュディケーティング)の血統の3歳牡馬で、大井・佐宗応和厩舎の管理馬。母のネフェルメモリーは現役時代に東京2歳優駿牝馬桜花賞(浦和)、東京プリンセス賞を勝つなど南関東で活躍した。チサットは通算成績12戦5勝、大井に転入して3連勝で重賞初制覇となった。

★レース後の関係者のコメント
1着 チサット(笹川翼騎手)
「今日は強いメンバーが相手でチャレンジャーという立場でしたが、この馬も力をつけてきて(転入後)2戦してのチャレンジだったので、こういう勝ち方が出来て嬉しいです。

 いい感じで来ているな、という雰囲気が返し馬からありましたし、自信を持ってレースに行けました。強い馬が前に行くだろう、というのは戦前のプランにあったので、その馬たちの後ろにつけられたら良いなと考えていましたが、(前に行くと)思っていた馬が前にいなかったり想定外のことがありました。

 それでも羽田盃東京ダービーという先を見据えて考えた時、今日のような競馬をしたいとずっと思っていたので、それに馬が応えてくれて、結果も内容も良かったので、今日に関してはこの馬には言う事が無いですね。直線はステッキに反応してくれて、最後まで頑張れ、頑張れと思って追っていましたが、馬も一生懸命頑張ってくれました。

 今日の勝ち方を見れば乗っていても、陣営の皆さんにも、関係者の皆さんにもこの先が楽しみであることは間違いないと思うので、クラシックが楽しみなレースになりました」

2着 イグナイター(矢野貴之騎手)
「乗った感触は体も、精神的にもまだ幼いという感じでした。それでも初物尽くしの中でこの成績ですから、力はあります。本番で逆転できるように頑張りたいですね」

4着 トランセンデンス(森泰斗騎手)
「スタートでトモを滑らせて、遅れてしまいました。最後は差してきていますが、あれだけ遅れてしまうと...」

9着 アランバローズ(左海誠二騎手)
「ゲートで後手を踏んでしまったのが堪えました。砂を被って自分の競馬が出来ませんでした。すんなり運べていれば、押し切れていたかも知れません。自分の形で、次は巻き返したいです」

(取材:大関隼)

ラジオNIKKEI

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