27日に中山競馬場で行われる
日経賞(4歳上・GII・芝2500m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ハーツクライ。次点で3回の
ステイゴールド、
キングカメハメハが続き、2回が
マンハッタンカフェ、
アドマイヤドン、
マーベラスサンデー、
ディープインパクトとなっている。
ハーツクライ産駒は「1-4-0-8」。12年2着、14年1着、15年2着と
ウインバリアシオンがリピーターとして活躍するほか、13年
カポーティスターは9人気、18年
チェスナットコートは7人気、ともに人気薄ながら2着と善戦していた。今年は
ゴーフォザサミットが出走予定。
ステイゴールド産駒は「1-1-1-15」。以前は13年1着
フェノーメノ、19年2着
エタリオウと好走例は1人気に支持された馬に限られたが、昨年は9人気の
スティッフェリオが3着と健闘していた。今年は登録のあった
ステイフーリッシュが回避となり、孫世代の
ウインキートス、
オセアグレイトが出走予定。
ディープインパクト産駒は「0-0-2-11」。好走例は14年3着
ラストインパクトと16年3着
マリアライトの2頭。連対例がないので一見すると不振に思えるが、1・2人気の支持を集めた馬がいないことも考慮すべきだろう。今年は上位人気と目される
カレンブーケドール、
ワールドプレミアほか、
サトノルークスが出走予定。
スクリーンヒーロー産駒は「1-0-0-1」。2度の出走例はどちらも
ゴールドアクターによるもので、16年1着、17年5着と安定した走りを見せている。なお、同馬は同コースで施行された15年
有馬記念の勝ち馬でもあった。今年は
ウインマリリンが出走予定。