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大阪杯・G1」(4月4日、阪神)
準備は整った。
コントレイルは24日、福永を背に栗東CWで大きく先行する僚馬2頭を追い掛けると、軽快な走りで楽々と最先着。
トゥオトゥオ(3歳未出走)に5馬身差、
テンカハル(3歳1勝クラス)に4馬身半差をつけ、6F78秒6-37秒0-12秒4をマークした。
感触を確かめた鞍上も満足げだ。「予定通り。心臓をつくるのがテーマ。長めから負荷をかけていい調教ができた」。追い切りの意図をこう説明し、「幅が出て体つきが変わった。動きも非常にいい」と成長を感じ取る。
昨年は史上3頭目となる無敗で牡馬クラシック3冠を達成。JCこそ
アーモンドアイの2着に敗れたが、功績は色あせない。「負けたとはいえ、相手は歴史的名馬。恥じることはない。昨年は三千仕様にしたし、そういう距離に対応できる走りにしていたので。今回は二千なのでスピードも求められる。前進気勢が出ていながら、タメが利くのも確認できた」と手応えをつかむ。
金羅助手も「これだけやれたのは良かった。1週前追い切りをやるとスイッチが入る。いい意味で変わらないね。あとは1週間無事にいけたら」と仕上げに胸を張る。主戦が「出るレース、全てを勝つ意気込みで臨みたい」と誓う21年の始動戦。負けられない戦いへ-。最高の仕上げを施す。
提供:デイリースポーツ