「
高松宮記念・G1」(28日、中京)
初コンタクトとなる浜中を背に26日、
レシステンシアが栗東坂路をキャンターで駆け上がった。ウッドチップの感触を確かめるように、馬場の内を丁寧に登坂して4F60秒7-15秒1。ビルドアップされた筋肉が朝日に照らされた。
鞍上は「ユタカ(
武豊)さんから思った以上に調教で時計が出る馬だと聞いていました。(4F)65秒ぐらいかと思っていましたが、あの時計ですからね。だからレースでのスピードの乗りがいいんだと思います。ドシッとしていて安定感がありますね」と、手応えの良さを満足げに振り返った。
騎乗予定の
武豊が負傷のため、急きょ回ってきた手綱。「ラッキーではなく、騎手としては常にここ(G1)にいなければならないと思っています。だからこそアピールしたい。その意味では気持ちが入っているし、結果にこだわりたい」と決意を示す。
引いた枠は外めの8枠16番。松下師は「もう少し内が良かったですが、仕方ないですね」と話す一方で、「ここならスッと外から上がって行ける」と前を向いた。前走の
阪急杯では無理のないレース運びでレコードV。スピードはここに入っても一級品だ。心身ともに充実期を迎えた19年2歳女王が一気にス
プリント界の頂点を目指す。
提供:デイリースポーツ