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【海外競馬】ドバイで2着のミシェル騎手、相棒ヴァルデルベに「レースを使うごとに彼は進化していき、成長が止まりません」

  • 2021年03月29日(月) 18時55分
 現地時間27日にドバイのメイダン競馬場で行われたドバイゴールドカップ(G2・芝3200m)は、レース途中からハナを奪ったJ.ファニング騎手騎乗のサブジェクティヴィスト(牡4・英・M.ジョンストン厩舎)が第3コーナーから後続との差を広げ始めてそのまま突き抜け、最後はM.ミシェル騎手騎乗のヴァルデルベ(牡5・独・R.ローネ厩舎)に5.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分17秒77(良)。

 ミシェル騎手騎乗のヴァルデルベは、英ブックメーカーによる人気で11頭立ての8番人気あたり。これまで勝ったG2、G3は2400mで、3200mは初距離だった。

【ミシェル騎手のコメント】
「ヴァルデルベの状態は木曜と同様、本当に良かったです。パドックで少しナーバスになるところがありましたが、返し馬で落ち着き、ゲートではリラックスしていました。

 ペースは彼に合っていました。向正面で動いたのは、彼の手応えが非常に良かったからで、直線までにいい位置に付けておこうと思ったからです。この決断は結果的に正しかったと思います。また、他馬が直線で馬体を接してきたとき、彼は闘志を燃やして頑張りました。

 調教師とオーナーは、この結果を大変喜んで下さいました。次は凱旋門賞を目指そうとか、ジャパンカップだとか、話していました。レースを使うごとに彼は進化していき、成長が止まりません。頼もしいファイターです。

 チーム日本は、4つのG1で2着という大成果を挙げました。クロノジェネシスを負かした馬は異次元の強さでしたし、チュウワウィザードは、彼の持つ全てを出せたのではないでしょうか。レース後、戸崎(圭太騎手)さん、坂井(瑠星騎手)さんとお話できて嬉しかったです。チーム日本の雰囲気はとても良かったです。私もいつか、チーム日本の一員として国際開催で騎乗できたらと思いました。

 今回のドバイ遠征は、私にとってとても貴重な経験となりました。皆さまからの応援のお陰で、良い結果を残せたと思います。今年コロナが収束してまた日本に行けたら、皆さまにお会いできたらいいなと思っています」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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