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【天皇賞・春予想】今年はかつての持久力勝負が復活!? 混戦模様の春の盾に風穴を開ける“激走候補”/JRAレース展望

  • 2021年05月02日(日) 06時18分
 長い歴史と伝統を誇るレースで、4歳以上の古馬が最高の栄誉を懸けて争うレースだ。今年最大のポイントは京都競馬場ではなく、阪神競馬場で行われるということ。長い歴史の中ではさまざまな理由によって阪神競馬場で行われたことがあり、例えば1980年は1番人気シービークロスが懸命に追い込むも、早めに抜け出したニチドウタローがレコードタイムで快勝。また、94年も2番手を追走していたビワハヤヒデナリタタイシンの追い込みを退けている。その後、阪神競馬場は外回りコースを新設するなどのコース改修を行っているが、今回も2週目は内回りコースを使用するために瞬発力というよりも、自在性や持久力が求められる1戦になりそうだ。

 ◎ディアスティマ松籟Sの優勝馬。新馬戦に勝ち、出世レースとして名高いエリカ賞は2着馬とハナ差の3着で、京成杯3着。ここ2戦は結果的に逃げて2連勝だが、逃げなくても競馬ができる馬でどこからでもスパートできる自在性と長く良い脚を使える持久力を兼ね備えている。

 前々走グッドラックハンデは、前半1000m62.7秒のラップを踏んで、後半6ハロンが73.4秒で、同5ハロンが60.7秒。同じ日に行われた有馬記念バビットが62.2秒で逃げ、後半は73.5秒、60.7秒だから、後半に限れば最後はほぼ流しながらも、そん色ない内容だった。これまで9戦して、馬券圏内から外れたのは、歩様異常を感じたジョッキーが止めた青葉賞のみ。前走の松籟Sでは残り1200mからスパートして優れた心肺機能を示している。いきなり相手強化の壁は高いが、本命に推したい。

 〇アリストテレスAJCCの優勝馬。昨年秋の菊花賞ではコントレイルを徹底マークするようなレースに持ち込んで最後の直線ではあわやのシーンを作った。不良馬場で重賞競走を勝っていることから、前走の大敗には首をかしげるばかりだが、最後はルメール騎手が無理をしなかったようにも見えた。数字ほど大きく負けているわけではないので、巻き返しは可能だろう。

 ▲ディープボンド阪神大賞典の優勝馬。昨年春は京都新聞杯にも勝っている。前走は、離れた2番手グループの先頭を気分よく追走し、最後までリズムを崩すことなく走り切った。今回と似たコースでの圧勝劇。あの経験は人馬ともに自信につながりそうだ。

 立ち回りが上手な△カレンブーケドールは好枠を引いた運を生かしたいところ。阪神内回りコースに実績がある△ユーキャンスマイル、まだ底を見せていない△オーソリティも馬券的にはぜひ押さえておきたいところで、最後にステイヤーズS優勝△オセアグレイトの名前も挙げておきたい。

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