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【NHKマイルC】タイムトゥヘヴン白いシャドーロール着けて能力全開! 母キストゥヘヴンとの親子コーデが後押し/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2021年05月05日(水) 18時00分
 ファッション雑誌や育児サイトでよく目にする“親子コーデ”。親と子でお揃いの洋服を着て楽しむものだ。3児の父である当方も気になるものではあるが、親子コーデよりもペアルック(死語?)という表現のほうがしっくりくるアラフォー世代。気恥ずかしくてとても手を出せるシロモノではなく…。「あんなの自己満足だろ」と言い聞かせてあきらめている。

 まあ、当方の親子コーデへの思いはどうでもいいだろう。“親子コーデ”で切り出したのはNHKマイルCで気になる馬がいるから。タイムトゥヘヴンとその母キストゥヘヴンのことだ。母は桜花賞(2006年)に臨むにあたってシャドーロールを着用。その白い馬具効果もあって見事にGI制覇を果たしたのだが、息子も前走のニュージーランドTから母のトレードマークでもあった白いシャドーロールを使用している。

 シャドーロールは前走時の調教段階から「集中力をつけさせたい」(斉藤助手)という狙いで装着開始。「稽古での感触が良く、動きも良くなっていたので実戦でも着けました。実際に2着したように、いい結果に結びついたから効果もあったのでしょう」(同助手)。母と同じ“親子コーデ”の馬具は大きな後押し材料となったようだ。

 ニュージーランドTで勝ち馬バスラットレオンには0秒9差。数字上は完敗だが「勝った馬が強かったのもあるけど、こちらは外々を回らされてのもの。この馬としても十分走っているし、内容は良かった」(同助手)と陣営にさほど悲観の色はない。中山マイルでは不利な外枠(8枠15番)。終始外を回るロスの多い競馬ながら、最後までしっかりと脚を使った走りは、地力の高さとシャドーロールの効果、そして母譲りの長くいい脚、さらにマイル適性を証明するものだろう。

「初めてのマイルで新しい面が出てくれたし、ジョッキー(M.デムーロ)も『(マイルは)競馬がしやすい』と言ってくれた。まだ成長途上とはいえ、左回りも問題ないし、ここでも通用する力はある」

 母が実績を残したマイルの舞台で、母の潜在能力を引き出してくれたシャドーロールによって進境を見せたタイムトゥヘヴン。産駒初のGI出走となる孝行息子が、母と同じ鹿毛の馬体に白いシャドーロールという“親子コーデ”でどんな走りを見せてくれるか注目している。

(美浦の子煩悩ファイター・山口心平)

東京スポーツ

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