9日に東京競馬場で行われる
NHKマイルカップ(3歳・牡牝・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みが
ダイワメジャー。5回で
ディープインパクトが続き、3回が
クロフネ、2回が
キングカメハメハとなっている。
ディープインパクト産駒は[2-2-1-13]。今回出走するメンバーのなかでは唯一勝利実績を持つ種牡馬で、14年
ミッキーアイル、18年ケイアイノーテックと2頭の勝ち馬を出している。なお、その2頭はいずれも前走マイル重賞で1人気に支持されていた経歴の持ち主だった。今年は
グレイイングリーン、
ランドオブリバティ、
ロードマックスの3頭が登録している。
ロードカナロア産駒は[0-1-0-6]。意外にも1〜3人気の支持を集めた馬はおらず、出走した7頭のうち4頭が2ケタ人気というほど。19年には
ケイデンスコールが14人気2着と激走しているだけに、馬券妙味を求めて一考する価値は大いにありそうだ。同産駒には
タイムトゥヘヴン、
リッケンバッカー、
ヴェイルネビュラの3頭が該当する。
Frankel産駒は[0-0-0-1]。出走例は17年
ミスエルテ(5人気7着)に限られるが、同種牡馬は当該コースで[3-1-1-9]勝率21.4%・複勝率35.7%という成績を残しており、
モズアスコットは18年
安田記念を制している。今年は上位人気と目される
グレナディアガーズが出走予定。
キングカメハメハ産駒は[0-0-2-4]。
キングカメハメハ自身は04年
NHKマイルカップの勝ち馬となるが、まだ父子制覇は果たせておらず、データ集計期間外を含めても[0-0-2-7]と連対例すらない。とはいえ、出走馬の大半が人気薄でもあり、上位人気馬が出走した際に改めて真価を問われそうだ。同産駒からは
ホウオウアマゾンが出走を予定している。