9日に新潟競馬場で行われる
新潟大賞典(4歳上・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが5番。3回で1番、4番、6番が続き、2回が2番、9番、12番、14番、16番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 3-1-1-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率103%
2枠 0-2-2-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率114%
3枠 2-3-2-13/20 複勝率35.0% 複勝回収率147%
4枠 0-1-0-18/19 複勝率5.3% 複勝回収率11%
5枠 3-0-0-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率60%
6枠 1-1-2-15/19 複勝率21.1% 複勝回収率71%
7枠 0-1-2-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率136%
8枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率65%
【内枠と外枠の比較】
1〜4枠 5-7-5-62/79 複勝率21.5% 複勝回収率94%
5〜8枠 5-3-5-66/79 複勝率16.5% 複勝回収率83%
1〜4枠と5〜8枠の比較では拮抗してみえるが、これは[0-1-0-18]と大不振の4枠の影響が大きい。1枠、2枠、3枠はいずれも複勝回収率が100%を超えており、内枠の活躍が目立つ。4角7番手以内の馬が[7-8-3-59]と連対するには4コーナーで好位につけている必要があり、新潟外回りコースとはいえ、直線一気が決まりにくいのと無関係ではないだろう。
ただし、従来は1回新潟の2日目または4日目の施行(11年のみ6日目)だったが、今年は福島開催が新潟へと振り替えられた影響で2回2日目の施行となる。連続開催10日目ということになり、例年よりも馬場の内側が荒れた状態となるため、内枠有利の傾向が薄まる可能性も。しっかりと、馬場状態をチェックしたい。