「
新潟大賞典・G3」(9日、新潟)
「そろそろマジックが出そうですね」-。熱烈な虎党の
小手川準調教師(49)=美浦=は、セ・リーグの首位を走る
タイガースの好調ぶりに目尻を下げる。ごひいき球団の勢いを力に、
新潟大賞典では
ヒュミドールで厩舎初のタイトル奪取を目指す。
2020年3月に厩舎を開業し、今回が7度目の重賞挑戦。
ヒュミドールでは5・5・4着だが、前走の
日経賞の1〜3着馬は
天皇賞・春で5、3、1着。それらに続く4着は立派だ。「昨年の福島で2600メートルを勝ったので、長いところがいいと思っていたけど、どうしても最後に甘くなってしまう」からと、2000メートルへの方向転換となった。
最終リハは美浦Wで馬なりのまま先行併入。「先週強めにやってあるので、やり過ぎないように。まだ体質の弱い馬だけど、一戦一戦良くなっています。新潟の荒れた馬場も、ダートで走っているから大丈夫。それに戦ってきた相手が違うし、このあたりで決めたいですね」と力が入った。
NHKマイルCの
ニシノアジャストは抽選対象だが、「きっちりG1仕様になったし、出走させてください」とヤキモキ。抽選突破ならまさに
タイガースのような勢い!?まずは新潟で祝砲を上げる。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ