「
プリンシパルS」(8日、東京)
ラストチャンスをきっちりとものにした。2番人気の
バジオウが10年
ルーラーシップとの父子制覇を果たし、ダービー(30日・東京)の切符を獲得。道中は2番手追走から、ラスト200メートル手前で難なく抜け出すと、後続に1馬身半差をつける完勝劇だった。
戸崎圭は「(優先出走権が)1着しかなかったのでプレッシャーでしたが、勝てて良かった」と安どの笑み。2走ぶりのコンビに「また良くなってるなあ、と感じながら走っていました」と振り返った。
常に一生懸命で力を出し切るタイプ。レース後の調整はいつも慎重になるが、田中博師は「今回は痛いところも少なく、うまく調整できました。パドックも落ち着いていたし、いつもと違うなあと思っていたんです」と成長を感じていた。騎手時代も含めてのダービー初挑戦に「素質を感じている馬で、それが願いでもありました。状態を見ながらオーナーと相談して」と前向きな姿勢。一世一代の晴れ舞台が待っている。
提供:デイリースポーツ