17日、京都競馬場で行われた
京都記念(4歳上、GII・芝2200m)は、
武豊騎手騎乗の2番人気
アドマイヤムーン(牡4、栗東・松田博資厩舎)が、中団追走から直線で抜け出し、大外から差を詰めた1番人気
ポップロックをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分17秒2(稍重)。さらに1.1/4馬身差の3着には3番人気
トウショウナイトが入った。
勝った
アドマイヤムーンは
父エンドスウィープ、
母マイケイティーズ(
その父サンデーサイレンス)という血統。伯父に02年
中山金杯(GIII)3着の
ゴーステディ、従姉に05年
東京2歳優駿牝馬(南関東G1)を制した
ダガーズアラベスク(牝4、船橋・川島正行厩舎)がいる。03年セレクトセールにて1600万円で落札されていた。05年7月のデビュー戦から3連勝で
札幌2歳S(GIII)を制し、続くラジオたんぱ杯2歳S(GIII)は2着に敗れたものの、
共同通信杯(GIII)、
弥生賞(GII)と連勝。
皐月賞(GI)、
日本ダービー(GI)はそれぞれ4着、7着に敗れたが、
札幌記念(GII)を古馬相手に快勝すると、続く
天皇賞・秋(GI)で3着、初の海外遠征となった前走の
香港C(香G1)では勝ったプライド
Prideにゴール前急追して短頭差の2着に入っていた。通算成績12戦7勝(重賞5勝)。なお、同馬は3月31日にドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われるドバイデューティフリー(首G1・芝1777m)の招待を受諾している。
鞍上の
武豊騎手は、昨年の
シックスセンスに続く
京都記念連覇。
スズカフェニックスで制した
東京新聞杯(GIII)に続く
JRA重賞制覇で今年2勝目(通算238勝)。管理する松田博資調教師は、
アドマイヤオーラで制した
シンザン記念(GIII)に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算37勝目となった。