きょう13日のメイン12Rは、3歳三冠競走の第1戦「第45回
北斗盃H2/1600m内回り、JBC協会協賛スタリオンシリーズ『
フィエールマン賞』」です。第1回
JBC2歳優駿JpnIII(1800m外回り)を制した
ラッキードリームを筆頭に、牝馬重賞の
エーデルワイス賞JpnIII(1200m外回り)を4馬身差圧勝
ソロユニット、遠征の川崎・
鎌倉記念SIIなど重賞2連勝をマークしたリーチら、昨年の2歳戦線で大活躍し、今季もホッカイドウ競馬に残ってくれた、あるいは冬場の短期移籍から戻ってきてくれた実績馬がこぞって参戦。全国的に大いに注目されるでしょうし、馬券の売り上げもかなり伸びそうな気がします。
中でも注目は、やはり共に
林和弘厩舎から出走の牡馬2頭、
ラッキードリームとリーチでしょう。
ラッキードリームは今季初出走、ぶっつけで3歳クラシック一冠目に臨むわけですが、4月30日の一週前追い切りでラスト2Fを昨年好調時を上回るレベルの時計でまとめるなど態勢は整っているもよう。林師も「体調面に関しては何の不安もないですね。ただ、この馬はゆったり回れる外回りの方が合ってるタイプだと思うので、そこをどうクリアしてくれるかでしょう」とコメント。
リーチは前走、今季開幕週の4月15日に3歳条件戦「卯花月特別」で逃げた
ハッピーホンコンを自ら捕まえに行き、外から捻じ伏せる強い勝ちっぷりを見せました。坂路での追い切り時計はさらに速くなっており、ここに向けて更なる体調アップがうかがわれます。林師も「前走がいい勝ち方でしたから、こちらも自信を持って送り出せます。内回りに関しては
ラッキードリームよりリーチの方が適性が高いように感じますので好走してくれるだろうと思ってますよ。2頭のどちらかで、まずは一つ目を獲りたいですね」。手応え十分、といったお話でした。
対する牝馬のトップホース、NAR
グランプリ2020「2歳最優秀牝馬」
ソロユニットも前走、開幕週の3歳条件戦「鳥待月特別」を4角先頭から押し切っての今季2戦目。先行力に勝るスピードタイプで、その実績からは当然、強敵牡馬2頭を退けての戴冠も期待十分。ただ前走勝ちの後、名伯楽の
角川秀樹師が「きょうの内容だとちょっと…。次に向けて頑張って立て直します」と語っていただけに、昨年
エーデルワイス賞圧勝時のようなデキにどこまで近づけるかがポイントとなりそう。2歳時から師が「ちょっと食いが細いところがあって」と苦心していただけに、当日の馬体重の増減にも注目でしょう。
このほか重賞やオープン特別で上位に食い込んだ実績ある
テイクアターン、
ラブミーグッド、
シンタロウ、
オタクインパクトら上位進出の期待を懸けられる逸材も、数多く出走します。9頭が「3歳一冠目」を懸けて競う第45回
北斗盃H2の発走時刻は、20時40分です。お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)