16日に東京競馬場で行われる
ヴィクトリアマイル(4歳上・牝・GI・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが4番、16番。3回で1番が続き、2回が3番、5番、10番、12番、13番、18番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-3-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率54%
2枠 2-1-3-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率119%
3枠 2-0-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率64%
4枠 0-2-0-17/19 複勝率10.5% 複勝回収率107%
5枠 0-3-0-16/19 複勝率15.8% 複勝回収率103%
6枠 3-0-0-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率24%
7枠 2-1-1-24/28 複勝率14.3% 複勝回収率51%
8枠 1-3-2-24/30 複勝率20.0% 複勝回収率323%
1・4・5枠は
ヴィクトリアマイルが創設された06年以降でも勝ち馬を出せていない。ただ、15年
ケイアイエレガント(4枠7番)、13年
ホエールキャプチャ(4枠8番)の2頭が12人気の低評価を覆して2着に入っており、一概に軽視することもできないだろう。
昨年は12→18→16の外枠独占となったが、勝ち馬は
アーモンドアイで、2着
サウンドキアラ、3着
ノームコアとそもそも能力上位だった部分は大きい。
良馬場の直近2年は1分30秒5、1分30秒6という超高速決着になっており、一本調子の逃げ馬では粘り切れない一方で、後方過ぎても届かない。昨年のように能力上位の馬が外枠から好位を取るか、一昨年のように内枠から脚を溜めた差し馬が台頭するか、このいずれかが基本の決着パターンとなりそうだ。