「
オークス・G1」(23日、東京)
桜花賞と同日の
忘れな草賞を快勝した
ステラリアが、G1初舞台を踏む。水元助手は「馬体もふっくらしメンタル面も成長している。状態はすこぶるいい」と仕上がりに太鼓判を押した。
2歳時から調教では厩舎の看板馬
クロノジェネシスに食い下がるなど、素質の高さをアピール。「いつ
グレードレースを勝てるかな」と同助手が思うほどだった。しかし、出世を妨げたのが気性面。繊細過ぎるがゆえに輸送による環境の変化に戸惑うなどレースで力を発揮できず、初勝利まで3戦を要した。
何とか素質を開花させたいと、2走前の
デイリー杯クイーンC6着後から在厩調整で心身ともに少しずつ成長を促した。すると前走では初の2000メートル戦も意に介さず、メンバー最速の上がり3F34秒3の末脚でV。能力を証明した。
勢いに乗って臨む一戦。今回の舞台に関しては、水元助手は「折り合いに不安はないし、立ち回りも上手だから距離は全く問題ない」と胸を張る。遅れてきた素質馬が、樫の女王の座を射止める。
提供:デイリースポーツ