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【日本ダービー】サトノレイナスは可能性のある馬 角居元調教師に緊急インタビュー

デイリースポーツ
  • 2021年05月25日(火) 19時30分
 「日本ダービー・G1」(30日、東京)

 紅一点・サトノレイナスのダービー挑戦も21年の大きな話題の一つ。牝馬の参戦は14年レッドリヴェール(12着)以来、7年ぶり。勝てば07年ウオッカ以来、史上4頭目の快挙となる。そこで、そのウオッカを管理した角居勝彦元調教師(57)に緊急インタビュー。ダービー2勝など国内外でG1・38勝を挙げた名伯楽は、このチャレンジをどう見るのか-。

  ◇  ◇

 -2月末に角居さんは調教師を引退。約3カ月がたった。

 「石川県輪島市で生活し、天理教の布教所で活動をしていますよ。そして、ホースセラピーも進めています。調教師の時に比べるとノーストレスですね(笑)。のんびりと過ごしています」

 -競馬観戦は。

 「特にG1はレース映像を見て、回顧したりしています」

 -21年のダービーには、桜花賞2着馬サトノレイナスが出走。牝馬のダービー制覇となると、角居さんの管理した07年ウオッカ以来です。

 「牝馬は走りが軽い馬が多いけど、軽くて切れる脚が使える馬は、東京でやれる可能性があります。3歳馬は人間でいえば、中学生、高校生ですから。人間でも、その時期は男の子よりも女の子の方が成長が早いですからね。斤量差や走りが軽いということから、ウオッカのダービー挑戦を決めました」

 -レイナスもそれに該当しそう。

 「完成度がどんなものなのかは分かりませんが、男の子よりも成長している気がします。サトノレイナスも走りが軽くて切れる脚が使えますから。桜花賞もいい末脚を使っていましたよね」

 -20年は牝馬が古馬混合G1を9勝。21年もレイパパレ大阪杯ラヴズオンリーユーが香港G1を勝つなど、近年は牝馬の活躍が目立っています。

 「一般的に、牝馬は骨量が少ない。骨量との割合から、牡馬の方が筋肉量が多くなります。筋肉量が多い=ボリュームが出る。重い分、スピードが落ちるんです。日本の競馬は切れが求められます。牝馬は骨量が軽い分、切れ味に、そして軽い走りにつながります。だから高速競馬が牝馬に向いているのかなと思います。パワーやスタミナは牡馬が勝るけど、スピードや勝負強さは牝馬の方が勝るようです」

 -他に理由は。

 「気性的な部分ですね。牡馬は“自分か乗り手か。どっちが上か”を探す。だから、男の子と女の子では怒り方が違います。女の子は怒るとスネる。言葉は悪いけど、厚かましさのようなものを持っています。それも競馬での強さに結びつくようです」

 -レイナスのダービー制覇の可能性は。

 「エフフォーリアも無敗で強い馬ですが、サトノレイナスはダービーを勝つ可能性のある馬だと思いますよ。里見さんもダービーにこだわりがあると思うので、非常に面白いチャレンジだと思います」

提供:デイリースポーツ

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