30日に東京競馬場で行われる
目黒記念(4歳上・GII・ハンデ・芝2500m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
キングカメハメハ、
ステイゴールドが続き、3回が
ゼンノロブロイとなっている。
ディープインパクト産駒は[1-3-3-14]。同産駒が出走した8年のうち好走馬を送り出さなかった年は2013年と2018年の2回。優勝例こそ12年
スマートロビンに限られるが、17年
ハッピーモーメント(13人気3着)、19年
ソールインパクト(9人気3着)といった伏兵の台頭も少なくない。今年は
アイスバブル、
サトノルークスの2頭が出走を予定している。
キングカメハメハ産駒は[2-0-2-11]。データ集計期間内では、
マヤノトップガン、
ステイゴールドと並び最多タイとなる2勝。また、単勝回収率、複勝回収率ともにプラス収支を記録しているが、これは主に15年11人気1着、16年8人気3着と2年連続で波乱の立役者となった
ヒットザターゲットに起因する。今年は
ダンスディライト、
ヒートオンビートの2頭が該当。
ルーラーシップ産駒は[0-0-0-3]。出走した3頭のうち2頭は7人気以下の人気薄で、残る1頭の19年
ムイトオブリガードは2人気5着。今年は上位人気と目される
グロンディオーズほか、
ムイトオブリガードが出走を予定しており、改めて種牡馬としての真価を問われそうだ。
ゼンノロブロイ産駒は[0-2-1-11]。好走例は11年2着
ハートビートソング、12年3着
コスモロビン、13年2着
ルルーシュの3頭。久しく産駒の出走例自体なかったが、4年ぶりの出走となった昨年は
メートルダールが15人気7着と人気以上に健闘していた。今年は
サンアップルトンが該当する。