30日に東京競馬場で行われる
日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが1番。次点で3回の3番、7番、12番が続く。過去10年で馬券絡みが無いのは15番と16番。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 3-2-1-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率120%
2枠 1-1-2-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率125%
3枠 2-0-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率39%
4枠 0-2-2-15/19 複勝率21.1% 複勝回収率232%
5枠 1-1-0-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率27%
6枠 1-3-1-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率65%
7枠 1-1-2-26/30 複勝率13.3% 複勝回収率30%
8枠 1-0-1-28/30 複勝率6.7% 複勝回収率18%
【6人気以下】
1〜4枠 1-1-5-47/54 複勝率13.0% 複勝回収率155%
5〜8枠 0-0-1-74/75 複勝率1.3% 複勝回収率5%
ダービーといえば、多くの陣営が内枠を希望し、予想する競馬ファンも内枠有利のイメージが強い一戦だろう。データもそれを裏付けており、特にその傾向は人気薄の成績に如実に現れている。6番人気以下に絞って成績を比較してみると、1〜4枠は7回馬券に絡み複勝回収率155%を記録しているのに対し、5〜8枠は75頭が出走して馬券絡みは1頭。12年に7枠14番の
トーセンホマレボシが7番人気で3着したのみなのだ。
一昨年に単勝93.1倍・12番人気の伏兵
ロジャーバローズが1枠1番から勝利したことは記憶に新しいが、1枠は好走率・回収率ともに優秀な成績を収めており、内枠の中でも特に白帽には最大限の警戒を払うべきだろう。
ダービーウィークに東京競馬場の芝はCコースへ変更される。また時期的に芝の生育が活発になり、時計が速くなることで、外からの差しが物理的に間に合わないという側面もあるのだろう。今年は早めの梅雨入りで天候が微妙だが、パンパンの良馬場で行われるのであれば、まずは内枠から検討をスタートしたい。