30日、東京競馬場で行われた
日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)は、中団でレースを進めた
福永祐一騎手騎乗の4番人気
シャフリヤール(牡3、栗東・
藤原英昭厩舎)が、直線で狭いところをこじ開けて進路を確保。先に抜け出していた1番人気
エフフォーリア(牡3、美浦・
鹿戸雄一厩舎)に内から並びかけて競り合い、これをハナ差下して優勝した。勝ちタイムは2分22秒5(良)。
【豆知識】
※データは注記のあるものを除き1986年以降、
JRAのみ。
◆
ディープインパクト産駒は
ディープブリランテ、
キズナ、
マカヒキ、
ワグネリアン、
ロジャーバローズ、
コントレイルに続く
日本ダービー7勝目&4連覇。1985年以前も含めトウルヌソル、
サンデーサイレンスを抜き、種牡馬単独最多勝。
◆
福永祐一騎手は、騎手史上3人目の
日本ダービー連覇。1998年・1999年連覇の
武豊騎手、2007年・2008年連覇の
四位洋文元騎手に続く。初制覇の2018年から近4年で3勝。
◆馬体重444kgは2011年の
オルフェーヴルと並び、
日本ダービー優勝馬では最軽量。
◆
毎日杯優勝馬の
日本ダービー制覇は
キングカメハメハ(2004年)、
ディープスカイ(2008年)、
キズナ(2013年)に続く4頭目。
毎日杯から直行での優勝は初。
◆騎手が前走から乗り替わっての
日本ダービー制覇は1985年の
シリウスシンボリ以来。
◆
エフフォーリアは父
エピファネイア(2013年)、父
父シンボリクリスエス(2002年)、母
父ハーツクライ(2004年)に続く
日本ダービー2着。
◆
ステラヴェローチェは
皐月賞に続いての3着。
皐月賞、
日本ダービーともに3着は
アサヒエンペラー(1986年)、
イイデセゾン(1991年)、
オートマチック(1995年)、
メイショウジェニエ(1996年)に続く。
◆ノーザンファーム生産馬は、同牧場初の
日本ダービー5着以内独占。4着以内独占は2015年(優勝馬
ドゥラメンテ)以来2回目。
◆勝ちタイム2分22秒5はレースレコード。2019年の
ロジャーバローズの記録を0秒1更新。
◆レースの上がり3F33秒9は2010年の33秒4、2017年の33秒8に続くレース史上3位。各馬の上がり3Fは
シャフリヤール、
エフフォーリア、
ステラヴェローチェが33秒4の上がり最速で並んだ。