「新馬戦」(5日、東京)
東の名門・国枝厩舎が送り出すトップバッターは、
ディープインパクト産駒の
コマンドライン(牡)。「今なら何と言ってもいいからな。来年のダービー馬だよ」と国枝師を笑顔にさせる逸材が、土曜東京5R(芝1600メートル)でベールを脱ぐ。
新馬戦開幕週のデビューは
サトノレイナスと同じ。同じマイル戦を勝った厩舎の先輩は、紅一点挑んだダービーでは5着と惜しくも栄冠には届かなかった。
3月25日のゲート試験合格後は、いったんノーザンファーム天栄(福島県)で調整し、5月8日の帰厩後も順調な
ステップを踏んできた。指揮官は「(1週前追い切りで)ルメールはまだ重いと言ってたけど、ダービーに出る馬(
サトノレイナス)の次に乗りゃ、そうだろなぁ」と話した。
500キロ台の青鹿毛に「黒くて見栄えがするね。大型だけど
バランスがいいし、精神面でも余裕がある。追ってから、だいぶピリッとしてきた。来年のダービーまで眠れないよ」と冗舌ぶりが期待の表れ。厩舎悲願のダービー制覇へ、幸先のいいスタートを決める。
提供:デイリースポーツ