6日に東京競馬場で行われる
安田記念(3歳上・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で2回の
スクリーンヒーロー、
シンボリクリスエス、
ローエングリン、
キングカメハメハ、
ハーツクライ、
ステイゴールド、
サクラバクシンオー、
クロフネ、
マンハッタンカフェ、
ロードカナロアが続く。なお、リピート好走が目立つことも特徴となっており、別馬で複数回の好走実績がある種牡馬は
ディープインパクト、
キングカメハメハ、
ハーツクライの3頭となる。
ディープインパクト産駒は[3-1-2-35]。11年
リアルインパクト(9人気)、17年
サトノアラジン(7人気)、20年
グランアレグリア(3人気)の勝ち馬3頭含め、3着以内に好走した6頭すべてが3人気以下だった。そもそも1人気での出走例がなく、上位人気では2人気が[0-0-0-4]と精彩を欠いている。今年は2連覇を目論む
グランアレグリアほか、
カデナ、
ギベオン、
ダノンキングリー、
ダノンプレミアムの5頭が出走予定。
ハーツクライ産駒は[1-0-1-2]。好走例は14年1着
ジャスタウェイ、18年3着
スワーヴリチャードの2頭。なお、14年は小雨降るなか不良の馬場状態で行われており、勝った
ジャスタウェイも2着馬とはハナ差の大接戦だった。今年は上位人気と目される
サリオスほか、
カテドラルが該当する。
ステイゴールド産駒は[1-0-1-2]。19年1着、20年3着と
インディチャンプがリピーターとして2年連続で好走しており、今年も3年連続での好走を目論む。なお、同馬は11年の勝ち馬
リアルインパクトの甥にあたる血統背景を持つ。
初出走となる
リアルインパクト産駒は
ラウダシオンが出走予定。同産駒は東京芝1600mで[5-7-4-24]勝率12.5%・複勝率40.0%と好成績を残しており、重賞も
ラウダシオン自身が20年
NHKマイルカップ・1着、20年
富士S・2着と好走している。今回は父子制覇がかかる意味でも注目の存在だろう。