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【安田記念】グランアレグリア連覇へ合格点 初の中2週“攻め”より“維持”の最終調整

デイリースポーツ
  • 2021年06月03日(木) 12時05分
 「安田記念・G1」(6日、東京)

 強い調教は必要ない-。2020年の覇者グランアレグリアは2日、美浦坂路で単走追い。キャリア初の中2週で軽めの調整に終始したが、それでも軽快な走りからは順調ぶりがうかがえた。連覇へ向け、視界を遮るものはない

 サラリと軽快に。20年の覇者グランアレグリアが、連覇へ向けた最終調整を美浦坂路で穏やかに済ませた。

 12戦のキャリアの中で、今回初めて中2週と詰まったレース間隔で臨む。この中間は“攻め”より“維持”がテーマ。僚馬サンクテュエール(4歳オープン)とセルフィー(4歳3勝クラス)を前に見る形で悠々と登坂すると、4F53秒6-38秒6-12秒5のタイムで脚取り軽やかにフィニッシュした。

 手綱を取った杉原(レースはルメール)は「乗った感じは前回と変わらないですね。気持ちの面でも我慢が利いています」と好調キープのジャッジ。藤沢和師は「強い調教はいらないから、前の2頭に追いついても追いつかなくてもいいと伝えてあった。調整程度の調教。いつも一生懸命走ってくれる馬ですし、良かったと思います」と合格点をつけた。

 「在厩調整でこれだけ長く厩舎にいるのはデビュー前以来かな。あの頃は走りたがってしょうがなかったもんな」。3年前の安田記念当日の新馬戦でデビューして以来、常にトップを走り続けてきた。当初は、走りたいという気持ちを全面に出していたが、年齢を重ねて落ち着きが出てきた。前走のヴィクトリアMでは、レース中に「騎手の指示を待つくらいの余裕があった」と精神面が成長。そして、ラストの爆発力へとつながった。

 この中間、左前蹄球部を気にして1日だけ運動を休むアクシデントはあったものの、指揮官は「問題ないと思っています」とキッパリ。ルメールも「ベストマイラーが集まるので、レベルの高いレースになる。ただ、彼女のポテンシャルはすごく高いですからね」と自信は揺るがない。20年とはまたひと味違う、大人の走りで堂々連覇を果たしてみせる。

提供:デイリースポーツ

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